ヘッドセイル


ファーリングジェノア

ファーリングジェノアのサイズは130%程度が一般的ですが任意のサイズで製作する事ができます。

100%ファーリングジェノア
更にセイルエリアを100%まで横幅を減らしたセイルですが上部のセイルエリアはあまり大きく変わらないので極端にパワーが落ちる事はありません。 更に強い風までフルセールで走れる事と下部の視界が良くなるのが大きなメリットです。ハイカットにしている理由はセイルが細くなるとリーチが不安定になり易くシバーを防ぐためとジェノアトラックを広い範囲で使えるようにするためです。 装備されているジブトラックの位置等によって異なりますのでご相談ください。リーチとフットにはUVカバーを取付けます。カバーはUVに強いSunbrella、縫い糸は同様UVに強いGore-tex糸を使用していますので長期間ほつれることはありません。

ライトジェノア
150%LP 6-12KT

クリューはハイカットにデザインする事でメインセイルとのオーバーラップを大きくし、フットローチを最大にとったライトエアージェノアです。チョッピーな波の中でもパワーが出易いように、ドラフトは深くかつラフよりにつけたセイルです。クローズホールドではヘッドステーをサギングさせなくても十分なドラフトがあるため、リグをリジッドに保ちボートスピードが上がります。

ミディアム NO1ジェノア
150% 10-15KT

最も使用頻度が多いオールラウンドなジェノアです。

*オーバーラップジェノアを装備できない艇の場合、110%オーバーラップジェノアでもバテンを入れる事でセイルエリアを増やす事が可能です。又リーチエリアのセイルシェイプをきれいに保つ事ができます。

ヘビー NO1ジェノア
100% 14-22KT

悪い波の中で加速し易いように、ドライブポイントをラフよりに設定しています。リーチエリアはフラットにしてリーチがスプレッダーに接する程ジブシートを引いてもドラフトが深くならないようにデザインされています。 特に14-20ノットのクローズホールドでは、無理にミディアム NO1ジェノアを使用するより、ヘビー NO1ジェノアを使用した方が効率が上がります。これはジェノアが加速しやすいことに加えて、メインへのバックウィンドが減少する事でメインの効率が上がり、上り角度が良くなるためです。 30フィート以上のボートには有効です。

NO2ジェノア
130% 18-25KT

ヘビージェノアと同様の性格を持ったセイルです。2-3スプレッダーリグではトップスプレッダーにリーチが当たらないようにデザインされているので、ジブをより強く引き込むことができ、良い上り角度が得られます。

NO3ジェノア
90-95% 20-30KT

レーシング NO3ジェノアは、リーチにバテンを入れてリーチエリアをフラットに保ったフルホイストのハイアスペクトジブです。メインとのオーバーラップが無いためメインにバックウィンドが入りにくく、メインシートトラベラーを風下に移動させる事が出来ます。その結果ヒールモーメントは減少しボートスピードが上がります。 通常スプレッダー及びサイドステーとオーバーラップしないようにデザインしますので、ジブシートはサイドステーの内側から引くことが出来るため、上り角度が良くなります。セイルエリアのバランスが良いため、非常にステアリングしやすく、使用範囲も広いセイルです。

NO4ジェノア
80-85% 28-40KT

NO3ジェノアと同様の性格を持ったバテン入りハイアスペクトジブです。カテゴリー1及び2では、ヘビーウェザージブとして必要です。

ストームジブ

最小セイルです。万が一のヘッドフォイルの破損に備えて、ラフには応急用グロメットを取り付けてあります。安全規定では生地全体が蛍光色となります。

ストームトライスル

応急用ストームメインです。安全規定では生地全体が蛍光色となります。
カットパターン


ジェノア クロスカット


トライラジアル ジェノア

セイルの大きさ表示%

セイルの横幅は%で表示されます。 ヘッドステーとマスト前面間の寸法(J)を100%として計算されます。 ヘッドステーと平行線上にあるジェノア(又はジブ)のクリューの距離をJ寸法で除算した寸法に100を乗じた数値が横幅(LP)%表示となります。